Summer Sonic 2018 Tokyo Day2に参加した

8月19日、Summer Sonic 2018 Tokyoに参加した。昨年も参加したが、今回は本命のENDRECHERIが出るからだ。前日の18日、大阪から車で東京に戻ってきた。今年は渋滞にも遭い、また姪を綱島まで送るというミッション(?!)があったため、自宅に着いたのは20時過ぎだった。まあ、綱島で姪を降ろした後、帰り道を迷ったというのもあるのだけど(駅前はナビがあってもなんか難しい)。

ENDRECHERIのアクトはMountain Stageの12時25分から。11時に海浜幕張駅で共にサマソニを楽しむメンバーと待ち合わせた。前のアクト(KNOX FORTUNE)はファンの邪魔にならないように後ろの方で参加し、入れ替えと同時に前にいくという計画。KNOX FORTUNEは爽やかなR&B(インディ・ロック的とも)。ヒップホップの要素はあまり感じなかったような。初めて聞いたが、MCでもドラマーが日本語で通訳してくれるなどなんか非常に親切というかいい人たち。シカゴから来ました!って結構、言ってたけど、調べてみるとシカゴはジャズとブルースの街だそう。現代ではChance the Rapperが有名だけど、実はKNOX FORTUNEもニューカマーとして注目されているバンドだ。

ちょっとその音に楽しんでのっていたら、なんと新調したばかりのサングラスを落としてしまい、ENDRECHERIのために前に移動した際に気付いたのだが、後の祭り。後日、落とし物センターに電話したけど届いてないと言われた。わりとすぐに探しに行ったけど、影も形もなかったので、きっと誰かが拾ったのか、踏んで壊れたから、ゴミ箱いきになったのか。。

まあ、バーゲンで買ったそれほどお高いモノではなかったのと、なんといってもENDRECHERIをやっとフェスで見られるという気持ちの高ぶりでサングラスを落としたショックを引きずることなかったのはよかった。

ENDRECHERIのアクトは、流れてきた大阪でのレポを少し見たこともあり、とにかくMCがないことだけはわかっていた。ソロライブとの決定的な違いは、切れ目無くファンクミュージックが奏でられたこと。ソロライブはMCが長いこともあり、面白くもあるが、多少、だれる面もある。だがフェスのアクトでは一切、そんな面を見せずに、、、とにかく音が怒濤のように押し寄せるのだ。ヴォーカルも一つの楽器として鳴り響くという感じ。音に溺れるというか、本当に楽しかったとしかもう記憶が無い(笑)。そこそこ前方にいたので、後方がどのくらい詰まっているかはわからないが、いつもと異なり、男性比率もそこそこ高かった。私の後ろは男子2人組だったし、横は彼女に連れられてきたのかわからないが、男子だった(両者ともかなりノリノリ)。また前方には私の視界を邪魔する2人組男子もいたし。

剛さんがサングラスをずらす場面では、横と後ろにいる彼らも「ヒュー」っと声を上げていたのもなんだか新鮮な反応で面白かった。女性ファンだけがそういうシーンに湧いていたわけではないことは強調しておきたい(笑)。

2013年のドリームフェスティバルの際は、セッションはなかったから今回はどうするんだろうと思っていたが、今回はセッションあり。剛さんのライブの醍醐味はセッションにあると思うので、10分ぐらいだったと思われるが、最後にセッションがあってよかった。しかし急に始まった(セッション始めますとか何も無しに)、初見の人の中には若干、戸惑いもあったのか、せっかくの竹内さんのギターソロで前方を見る限り、あまり盛り上がってなかったような気がする(タイジさんが盛り上げるべく煽っていたけど)、でも中盤へと進みダッチさんのドラム、スティーブさんのパフォーマンス辺りから、かなりの盛り上がりに。やっぱり打楽器はすごいと思う。人間の本能を揺り動かすというか。。お祭りでも太鼓の音が聞こえると、誘われてしまいそうになるのはそういうことだと思う。最も原始的な楽器だけある。その後の、ホーンセクション、コーラスのソロ(りんさんのソロ)も圧巻だった。すごく贅沢な時間だった。

ENDRECHERIのアクトに満足し、次にどうするかをみんなで相談。レキシとナオト・インティライミのどちらに参加するかを検討。レキシも捨てがたかったが、鈴木渉さんがナオト・インティライミさんのサポートを務めるということはわかっていたため、ナオト・インティライミさんのアクトに参加。「ファンクが好き」というMCから始まったナオトさんのアクトは、その言葉とはまったく異なるJ-POP。その違和感も面白かったし、BEACH STAGEにぴったりのさわやかさがあって、これはこれですごく楽しかった。レキシのアクトは稲穂を持っているファンがたくさん詰めかけていたみたいだったので、そちらも体験したかったけど。。

その後、MARINE STAGEのCANCE THE RAPPERをスタンド席から鑑賞。途中、昨日の疲れと音楽の心地よさに誘われ、途中で寝てしまった。。残念。アクト全体を楽しむことができなかったので、感想は控える。

そしてまたBEACH STAGEに戻り、GEOGE CLINTONのアクトを鑑賞することに。私は20台前半から30台前半の約10年間、彼氏の影響でファンクを中心としたブラックミュージックしか聞いてこなかった。日本の音楽で唯一、自宅で鳴っていたのはミスチル(彼氏がカラオケで歌うため)。彼自身が好みの音楽をずっと鳴らすのだ。例えばマイケル・ジャクソンはと言うと、聞かされるのはジャクソン5時代の「ベンのテーマ」。「ブラックミュージのすべて」とかいう書籍を購入させられ、60年代から70年代(たまに80年代)などを中心に聞かされていた。最後まで曲名などはわからずじまいだったが、とにかく、流れる音楽はファンク三昧だったので、初めて本人のパフォーマンスを目の当たりにして感慨深いものがあった。とにかく楽しかった。ENDRECHERIのバンドメンバーさんたちが集結しているのもわかっていたので、きっと剛さんも観に来ているんだろうなと思っていたのだが、Twitterでそれを確かめられたのもよかった。同じ音楽を同じ空間で楽しんでいたんだと思うと、感慨深い。最後、帰りの電車を考え、花火が上がる頃にはBEACH STAGEを後にしたのは残念だったけど、とにかく1日でいろいろなアーティストの音楽を堪能できて、すごく楽しかった。夏の良い思い出ができたことを、ENDRECHERIに感謝したい。